MACD戦略:バックテストで実際に生き残るもの
執筆 chwoo · 仮想通貨トレード7年。直近4か月は自動売買ボットを運用。 ·
MACD(移動平均収束拡散)は2本の指数移動平均を1本のモメンタムラインに圧縮した指標です。どの教科書も同じきれいな絵を 見せるので、トレーダーはこれを愛します:MACDラインがシグナルラインを上抜けたら買い。教科書が見せないのは、そのルールが 実際の仮想通貨のローソク足7年分の上でどう振る舞うか。まさにバックテストの出番です。
MACDの構造
MACDラインは短期EMA(デフォルト12)と長期EMA(26)の差です。シグナルラインはMACDライン自体のEMA(9)。短期平均が長期 から離れていくときはモメンタムが増しており、差が縮むときはモメンタムが衰えています。MACDが語るすべては、この差の 言い換えです。
検証可能なルール
- シグナルクロス上抜け/下抜け: 古典的なエントリー。頻繁に発生し反応は速いが、レンジ相場では容赦なく 往復ビンタを食らいます。モメンタムが少し揺れるだけでシグナルラインをまたぐからです。
- ゼロラインクロス: MACDラインがゼロを超えるのは、短期EMAが長期EMAをちょうど超えたという意味です。 より遅く、トレンド確認型のシグナルです。取引は少なく、エントリーは遅く、ダマシはたいてい少なめ。
MACDを生き残れるようにする
中位時間足の生のMACDエントリーは、乱高下で出血しがちです。結果の形を確実に変えるものが3つあり、3つともここで検証 できます:上位足トレンドフィルター(日足トレンドが一致するときだけロング)、ADXの下限(トレンドの強さが存在するときだけ売買)、そして誠実な決済、つまり固定またはATRの損切りです。MACDはモメンタムの 計器であってリスクマネージャーではないからです。フィルター前後の取引数を比べてください:良いフィルターは敗者を多く消し、 勝者はわずかしか消しません。
結果の読み方
まず3つの数字を見ます:取引数(意味を持つだけのサンプル)、プロフィットファクター(総利益÷総損失)、最大ドローダウン。 次に12/26/9の設定を少し揺らしてみてください。MACDのパラメータは、魔法の組み合わせひとつでだけ最適に見えることで有名です。 12/26/9は輝くのに10/24/9と14/28/9が崩れるなら、それはモメンタムの優位性ではなくカーブフィットのノイズです。
参考資料
- MACD — Appel's construction: two EMAs, their difference, and a signal line.
- Binance public market data (data.binance.vision) — The candle archive every number on this site is computed from.